頼れる人がいない

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ずっと施設にいたので頼れる人がいない。 親、学校の先生、職員にも頼れない。 なおき 高校3年生
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先輩たちからのメッセージ

「友人に頼るという方法も」
まなみ/児童養護施設・里親家庭経験
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私も頼れる大人がいない。
一人暮らしで困ったとき、しんどくなってしまったときは友人に頼っている。
最初は難しかったが、人に頼ることのできる力も大事だと思った。
「学校の先生や同じ施設のこどもに頼るものあり」
あやか/児童養護施設経験、大学1年生
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私もずっと施設で暮らしていたのですが、よく学校の先生に相談していました。
話してみたら真剣に聞いてくれる人が意外とたくさんいます。
また同じ境遇の施設の子達は、将来もずっと仲良いままだと思うので困ったら頼ってみてはどうでしょうか。
「知り合いではなくても、頼れる大人はいる」
ゆいな/児童養護施設経験、大学3年生
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私は実の親にも施設の職員にも頼るのが嫌なので、一人暮らしをするようになってからは基本は知っている大人に頼っていません。
アルバイトでわからないことはアルバイトの先輩に聞けばいいし、手続きなどでわからないことがあれば役所に行って手続きを手伝ってもらいます。
高校までに関わってきた大人にはほとんど頼っていませんが、一人で生活することができています。
自分のことを知らない人でも頼れる大人はたくさんいるということです。
安心してまわりの人を頼ってみてください。
ですが施設にいる間はわからないことを教えてくれるだけでなく、自分をサポートしてくれる職員の方がたくさんいると思います。
卒業まではたくさん頼って力を借りてくださいね。
「行動すれば、頼れる大人見つかるかも」
ゆうた/児童養護施設経験、大学4年生
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関係性が浅いとその人との信頼関係を築くのも難しいと思います。
そこであなたから頼れる人を探してみるのはどうでしょうか。
いままで頼れずにいたのにできるわけがないという先入観は捨てて、勇気を出して信頼できそうな大人に声をかけて、相談に乗ってもらうのです。
それは行政の人でも、NPO法人の人でもどんな人でもいいです。
もしそれができたら、意外と頼れそうな大人もいるんだなという気づきがあるかもしれません。
「これからの出会いを大切に」
はると/児童養護施設経験、社会人
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この世界に生まれ落ちてたった18年で信頼できる人なんていませんよ。
もし「自分は違う」という人がいても、数年の信頼なんて一瞬で折れると思います。
これからの人生の出会い大切にしていきましょ!
 

おとなからのメッセージ

「頼れる人は、そこにいる」
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頼れる人がいない?
そう感じるのは「親身になって自分のことを考えてくれる人がいない」ということなのかもしれません。
よく考えてみてください。
少なくとも今日まであなたが成長してこられたのは周囲の人のサポートがあったからではないでしょうか。
そのなかには仕事としてあなたをサポートしてくれた人もいたと思いますが、そういう人であっても十分に頼れる人ですし、仕事だからこそ責任をもってあなたをサポートしてくれるはずです。
長い人生、人との出会いと別れが繰り返されます。
本当に頼れるのは自分自身だということにもいずれ気づくでしょう。
まずは自分に自信を持つことです。
そうすれば自ずと自分の弱さをさらけ出すことができますし、必要に応じて人を頼ることができるようになります。