大学受験に落ちたら終わり?

📌
信頼している塾の先生に、大学受験に落ちたら終わりと言われている。 ゆうと 高校2年生
音声で聴く

先輩たちからのメッセージ

「ひとつの意見として受け止めて」
なな/里親家庭経験、大学2年生
詳しく見る
それは塾の先生の意見なので、自分は違うと思うのであれば、それでいいと思う。
私個人の意見としては、大学受験に落ちたからと言って気に病むことはないと思う。
「大学に落ちても道はたくさんある」
ゆいな/児童養護施設経験、大学3年生
詳しく見る
大学進学は大事かもしれませんが、大学に落ちたからと言って人生が失敗というわけではないと思います。
大学に進学しなくても仕事につくことはできるし、別の形で自分の夢をかなえることもできると思います。
また、一度大学受験に落ちたとしてももう一度受験することができます。
実際、私のまわりにも一度大学受験に落ちて2度目、3度目に合格して大学に通ってる人もたくさんいます。
大学受験に落ちたとしても、その先の選択肢はまだまだあると思うのでプレッシャーを感じすぎず、将来のことを考えてほしいです。
「広い視野で見よう」
ゆきあ/児童養護施設経験、大学1年生
詳しく見る
終わりではないです!絶対に!
これは私の考えではありますが、大学受験が全てではないと思います。
もちろん、この大学で学びたい、こうなりたい、などと考えていることもあると思いますが、もしその大学の受験が上手くいかなかったとしても人生が終わるわけでもなんでもないです。
大学受験をするのは本人なので、塾の先生にいくら終わりだと言われようが気にする必要はないと思います。
目指す大学を変えたり、受験が上手くいかなくても違う道に進んだり、たくさんの選択肢があります。
1つの考えにとらわれず、広い視野を持つことも大切だと思います!
「”それぐらいの危機感を持っておいた方がいい”という意味?」
なつき/里親家庭経験、大学2年生
詳しく見る
それはその先生の価値観だと思います。
周りに大学受験に落ちた人はいますが、その人は浪人(ろうにん)して自分の行きたい大学に入りました。
インターネットを見ていると成功者の人が実は浪人していました、なんてこともたくさんあります。
大学受験に受かるよう確かに努力は必要でしょうし、受験に落ちれば格段に大変さは増すでしょうが、終わりという表現の仕方はふくらませすぎなのではないかなと思います。
ただ、それくらいの危機感や意識は持っておいた方がいいと、そういうことなのではないでしょうか。
「事実としては違っている」
ゆうた/児童養護施設経験、大学4年生
詳しく見る
その塾の先生は、あなたのやる気を引き出すために言ったのだと思いますが、それは間違いです。
では今世にいる浪人(ろうにん)している方や高卒で働いている方が「終わり」なのかというと、そんなことは断じてありません。
大学受験して進学することは将来希望する職業につくための手段の一つであり、それがすべてではありません。
ただ、それくらいの覚悟を持って進学にのぞんでくださいという塾の先生なりの表現方法なのだと思います。
私もあなたが進学できるよう、応援しています!
「信頼関係は大事だけれど」
ななこ/里親家庭経験、社会人
詳しく見る
頑張れよという励ましのつもりなのかもしれませんが、おどし文句のようで言葉が少し強いですね…。
塾の先生とは信頼関係が一番重要だと経験上思いますが、そんなこと言ってほしくないですよね。
ちなみに、当然ですが落ちたら終わりなんてことありません。
人生の選択肢はたくさんあります。
 

おとなからのメッセージ

「人生で、失敗はたくさんある」
詳しく見る
私も進学や就職の試験に落ちた経験があります。
つまずき、失敗することは人生につきものです。
人生において成功することより失敗することの方が多いかもしれません。
しかし、その一つひとつの体験を大切にし、生じた問題を自分のこととして向き合い、信頼している人からアドバイスやサポートを受けながら、困難を乗り越える体験の積み重ねによって自分自身で判断する力、問題解決のしかたなどを身につけていきます。
そして、こうした体験を通して、自分自身を認めたり、目標とする自分に近づいていく力がつくられていくのです。
私自身も失敗を通して、多くのことを学ぶことができ、自分づくりに役立ちました。
数回の失敗やざさつを経て、最終的に目標を達成している人は少なくありません。
大学受験においても同様です。
また、大学受験は人生の中での一つの段階に過ぎません。
大学に進学しない道もたくさんありますし、成功している方はたくさんいます。