施設を出たら相談できる人がいなくなりそう

 
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今は悩みを話せる人とそうでない人がいる。 施設を出たら相談できる人がいなくなりそう。 解消するためには、悩みを相談できる人や場所があるとよいと思う。 みどり 高校3年生
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先輩たちからのメッセージ

「カウンセラーに相談する方法もあります」
ふうね/里親家庭経験、大学1年生
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病院にはもちろん、大学にもカウンセラーはいらっしゃいます。
ですから、カウンセラーの方を訪ねてみるのも一つの手です。
「施設は、退所後もサポートしてくれます」
いった/児童養護施設経験、大学1年生
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だれにでも、相談できる人、できない人の区別はあるものです。
自分が「この人なら相談できる」という人に相談しましょう。
自分の担当の職員だからといってその人が自分の信頼できる人というわけではありません。
職員にもそこは臨機応変(りんきおうへん)に対応してもらってください。
児童養護施設は、退所後もアフターケアをしてくれます。 進学先や就職先で新しく信頼できる人が見つかるまでは、施設の職員に相談することができます。
安心してください。
「多くの出会い経験し、信頼できる人みつけよう」
かずま/芸術・デザイン系大学3年、大学3年生
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本当にその通りだと思います。
人には、悩みや不安を話せる人がいるだけで、十分な心のより所になると思います。
大学など、社会に出て、さまざまな人がいます。
中には、本当に心から寄り添ってくれる人もいます。
悩みや相談できる人や場所は、絶対に必要だと思います。
お酒が飲めるようになれば、一緒に飲んでくれる人もできると思います。
親身に聞いてくれる人もいると思います。
ぜひ、多くの出会いを経験して、自分の大切な人に出会えるように!
「施設に帰るのもいい」
かつみ/児童養護施設→里親家庭経験、大学3年生
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施設を出たからといって、施設に帰ってはダメということはありません。
相談したいときにはぜひ施設に帰って気分転換してみてください。
「社会に出ても一人ではない」
ゆうご/里親家庭経験、大学4年生
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施設を出てからのアフターケアはいろいろあります。もちろん施設の職員さんと連絡を取り合うことも一つの手ですが、地元の市役所などの行政が行うサービスやNPO団体のサービスを使うこともできます。
卒園する前にインターネットを使って調べてみてください。
たとえ、社会に出てもあなたは1人ではありません。
頼れるところにしっかり頼りましょう。
「行きづまって気が付いた、今の環境の大切さ」
はると/児童養護施設経験、社会人
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悩みまくってパンクしたらいいと思います。
本当に行きづまったときにしか気付けないこともあると思うので、今の環境は貴重だと思います。
 

おとなからのメッセージ

「周りの大人に頼りながら生活を楽しみましょう」
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施設や里親さんのところで生活しているうちは、身近にいる施設職員や里親さんに相談できますが、施設や里親さんのところを離れたあと、悩みがあった場合、どうすればよいか不安になるのは、当然のことと思います。
社会に出て生活すると、今まで施設職員や里親さんがやってくれていたことなどで、「はじめて聞いた」ということも多いと思います。
そうしたときは、悩みや問題をそのままにしておくと、さらに悪い状況になってしまうことがありますので、できるだけ早めに信頼できる大人に相談するとよいと思います。
具体的には、施設や里親さんはもちろんのこと、アフターケア事業所などがあります。
また、市役所や会社の上司などに相談したという先輩もいるようです。
あなたは、1人ではないので周りの信頼できる大人に相談しながら生活を楽しみましょう。
 
 
■リンク
Iris(社会的養護経験者向け情報ウェブサイト) 全国の相談先をさがしたり、制度をさがすしたりできます。
また、当事者の声もあります。

アフターケア事業全国ネットワーク(えんじゅ) えんじゅに加盟している各地域のアフターケア事業所を紹介しています。