スマホの使用時間が限られていて支障がある

 
📌
スマホの使用時間が9時までに限られている。 高校生同士のやりとりに支障がある。 あおい 高校1年生
 
音声で聴く

先輩たちからのメッセージ

 
 
「なぜそのルールがあるのか、聞いてみましょう」
ありさ/児童養護施設経験、大学3年生
詳しく見る
スマホの利用時間が9時までだと友達とのやりとりも制限されるので不便ですよね。
一度、施設の職員さんになぜそのルールがあるのかを聞いてみたらどうでしょうか?
それでもルールに納得できないようなら、自分の意思を伝えてみることをおすすめします。
利用時間を遅くしてほしいという意見が通るかは分かりませんが、今よりも現状が良くなるかもしれません。
 
「みんなで意見書を出してみました」
あやか/児童養護施設経験、大学1年生
詳しく見る
私の施設は、高校生のこどもたちで意見書を出すことで11時まで伸ばしてもらうことができました。
何か相談をしてみたらいいと思います。
「不便だったけど、頑張るきっかけに」
ゆいな/児童養護施設経験、大学3年生
詳しく見る
私が育った施設もスマホの使用時間が決まっていて、夜9時には回収されていました。
スマホを回収されることで、友達と連絡が取れなかったこととインターネットが自由に使えなかったことがとても不便でしたが、勉強に集中する時間として、学校からの宿題やテストや受験に向けた勉強を頑張る時間にしていました。
 
「意見を伝えること。話し合うこと」
はると/児童養護施設経験、大学1年生
詳しく見る
僕が生活していた施設も夜間の使用が禁止されていてとても支障を感じていました。
特に友達と電話しながらテスト勉強しようなんてときにとてももどかしく感じますよね。
周りの大人に相談しても変わらないかもしれませんが、声をあげることは大切だと思います。
その中で自分が受け入れなければならない部分(平日は今のルールを絶対変えられないとか、土日でも0時以降はだめとか)もあると思いますが、大人の意見だけでなくこどもの意見も取り入れたルールを作るべきだと考えています。
まずは今困っているという実態をありのままに大人に相談してみてはどうでしょうか。
 
「わがままにならないように伝えてみよう」
いった/児童養護施設経験、大学1年生
詳しく見る
一般家庭にはないようなルールがあるのが施設で暮らしていて非常に面倒なことですよね。
なぜそのようなルールがあるのか施設の職員に聞いてみることをお勧めします。
そして、ただ文句をいうのではなく、なぜ9時以降もやり取りができる必要があるのかを職員に伝え、説得してみてください。
理由は筋が通っていて、あおいさん以外にも適応されるものがいいと思います。
あおいさんだけが困っていることがらでは、「それはただのわがままでしょ」と言われてしまいます。
具体的には、
「学校の授業でグループワークをしていて、その作業を進めるためのLINEグループがある。しかし、みんな日中はバイトにいったり部活をしたりで都合がつくのが9時以降のことがほとんど。そのため、9時以降に参加できない僕は、話についていけずみんなの足手まといになっている」
といった感じです。
これは、あおいさんだけでなく、高校生全員に起こりうることだと思います。
今の時代、生徒全員にタブレットが支給されるようになったり、パソコンの授業がより発展したりなど、スマホなしではついていくのが厳しいことばかりです。
現代の学生ではない職員はそういった時代背景を知らない可能性があります。
なので、まずはそうしたことを伝える、ということから始めてみてはいかがでしょうか。
「つらかったですが、割り切っていました」
なつき/里親家庭経験、大学2年生
詳しく見る
私は里親家庭でスマホは夜10時頃まで、1日2時間と決まりがあった記憶があります。(高校時代です)。
部活が文化部だったので、夜にラインで話し合いをしたりすることもしょっちゅうありましたが、決まりが決まりだったのでどうしようもできず、周りの子には事情を話していました。
親は親なりの考えがあって決まりを作っているのだと思うので、お願いをしたり、どうしてそこまで厳しいのか教えてもらうことを試みた後で、もしかしたらがまんしたり、あきらめたりする必要があると思います。
私は中学3年から高校3年までの4年間がまんしました。結構つらかったですが仕方がないと割り切っていました。
「熱意を見せれば変わるかも」
たかし/児童養護施設経験、社会人
詳しく見る
僕自身も、スマホの使用は平日9時まで、休日は10時までという制限がありました。
ルールを変えることは難しいと思いますが、交渉しないとルールは変わりません。
例えば、勉強や部活を頑張って、結果を出したらルールを見直して欲しいなど、職員さんと会話をしてみてください!
自分から動いて熱意を見せれば何か変わるかもしれません。
「私も経験しました」
松本/児童養護施設、社会人
詳しく見る
スマホに関して、一般の家庭の友人と同じように使えないというルールは私も経験しました。
とても不便でつらいですよね。
 

おとなからのメッセージ

「養育者を安心させることで、きっと変わる」
詳しく見る
確かに9時っていうのは早いですよね。
どうすれば養育者の方が安心してあなたにスマホの使用を任せることができるようになるのでしょうか?
養育者は、「持たせてあげたい。けれどもそれ以上にあなたに嫌な思いをしてほしくない」と心配をしているんです。
だから「心配しなくても大丈夫」とお互いが思えるようになることが大切だと思います。
”やりたいこと”があっても”やらなければいけないこと”を日々の生活の中で優先できる姿を養育者に見せて安心させてください。
そして「失敗したなぁ」と思った時に、他の人のアドバイスを受け入れてやり直したり、自分の間違いを認めたりするなどの姿勢を見せてあげてください。
この日々の安心の積み重ねが、「あなたなら大丈夫」、「もしも失敗をしても次に活かすことができる」と、スマホの使用をあなたに任せることにつながると思いますよ。