親と離れるのはつらかったけど、ホームに来てよかった

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親元を離れるときはつらかった。 ファミリーホームに来た当時はどんな人がいるのかわからず、不安と恐怖を感じた。 今はそのような気持ちはなく、ファミリーホームに来られてよかったし、いろいろな面で助かっている。 ただ、規則正しすぎる生活はたまに息苦しさを感じることもある。 実親の元にいたままだったら不登校のままだったと思う。 みさき 高校2年生
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先輩たちからのメッセージ

「いろいろな気持ち、養育者に伝えてみて」
たつや/里親家庭経験、大学1年生
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そう思ってくれてよかったよ!
その気持ちはファミリーホームの方々にも伝えたほうがいいよ!
めっちゃ喜ぶと思う!
もし伝えてるんだとしたら、その気持ち忘れないでね!
たまにきゅうくつと感じると言ってたけどその話を聞くまで知らなかったよ。
教えてくれてありがとう!
「規則正しい生活、後で役立つ」
こうぞう/里親家庭経験、大学4年生
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新しい生活はいつも不安と恐怖でいっぱいになるよね。
ファミリーホームに来られてよかったって感じることができるのはすごくよいことだと思う。
規則正しすぎる生活は息苦しく感じるよね。
けれど将来1人立ちした時に絶対役に立つと思うよ。
「ルールについて養育者との話し合い方」
いった/児童養護施設経験、大学1年生
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僕も、児童養護施設に来る時は正直不安でした。
なれてくると、その施設のルールをわずらわしく感じることが多々ありました。
僕はそういったとき、職員に直接、「なんでこのルールがあるのか」、「もっとこうすれば職員もこどもも過ごしやすいのではないか」といった提案をしていました。
施設のルールには「児童の安全を確保するため」だけでなく、「職員が働きやすくするため」といった大人の事情が少なからず反映されています。
しかし、後者に関しては児童からしたらどうでもいいと感じることがあると思います。
なのでまずは、「どのルールを改善して欲しいのか」、「自分からはこういう代替案が出せる」というのを自分なりに考え、職員と話してみることをおすすめします。
自分が思った通りにいかなくても、「みさきさんがここまで施設のことを考えて行動してくれた」と、施設内の職員に少し変化を起こすことができるかもしれません。
決して熱くなりすぎず、冷静に話してみてください。
「生活リズムを整えることは将来への投資」
かずま/児童養護施設経験、芸術・デザイン系大学3年
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私も親元を離れるときもそうですが、児童養護施設に来た際は、不安と恐怖がありました。
今は卒業してはいますが、助けられた面が多くあり、感謝の気持ちでいっぱいです。
ですが、規則正しすぎる生活は、他の一般家庭と比較してしまうとどうしても息苦しさを感じると思います。
わたしが一人暮らしをしているからこそ感じる「規則正しい生活経験」の良い面は、睡眠や食事をしっかり取れるようになることです。
勉強やスポーツなど生活していく上で、いつでもベストでいられることは大切だと思っています。
一人暮らしをはじめて、規則が全くない生活を送っていると、自由だからこそ、「食事が1日1食」、「睡眠時間が短い」など、不健康になってしまうことがあります。
今は良くても、社会人になればしっかりと生活リズムを整えなければいけないことに加え、今の生活が、自分の将来の40、50代の体にもひびいてきます。
「短期的に見るか」、「長期的に見るか」だともいえます。
「お金をすぐに使ってしまうか」、「投資をして長期的に収入を得るか」に近いような気がします。
息苦しさを感じることは本当に多いとは思いますが、だからこそ、今の生活リズムをしっかりと覚えておくことも重要かなと思います!
「私も同じ気持ちでした」
しょうり/里親家庭・ファミリーホーム経験、大学4年生
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私も大人に不信感を抱いている中ファミリーホームに預けられたので同じような気持ちになったことがあります。
規則正しい生活は息苦しいですよね。。。
その息苦しさを中々伝えられなくて悩んでいるのだと思います。少しでも話せる大人がいたら話してみてください。
「当時は不満。今は感謝」
ゆうこ/児童養護施設経験、社会人
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私も実親と離れる辛さ、施設への不満など沢山あった。
でも結果的には児童養護施設で育って、元気で丈夫な身体になって現在立派に社会貢献できていることに感謝している。
ホームでの規則正しい生活のおかげで、施設を離れ一人暮らしする時や社会人になったときに「規則正しい生活リズムを作っておいてよかった」と感じる日が来ると思う。
 

おとなからのメッセージ

「あなたの気持ち大切に。大人に伝えてみるのもおすすめ」
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親元を離れてつらいなか、見ず知らずのところに不安と恐怖で来て、急な変化を受け入れ、今は、いろんな面で助かっていると思われるんですね。 よくここまでやってきましたね。 ファミリーホームの里親さんに歩み寄って暮らしてきたことでしょう。
規則正しすぎる生活は息苦しいですよね。 話しやすいのは里父さんですか?里母さん?
チャンスがあれば、
「私、ここに来て助かっている。あのままだったら不登校のままだと思っている。ありがとう」
と話しやすい里父さんか里母さんに言ってみるのは、どうでしょうか?
そして1つずつやって欲しいことを言ってみるのがいいかもしれません。
例えば「門限~時から~時にしてほしい」「ゲームの時間を〇時間に増やしてほしい」「明日の朝はゆっくり寝ていたい」等、もっと具体的にあれば言ってみるのはどうでしょうか。
里親さんも自分の暮らしで当たり前と思って気づいていないことがあるかもしれません。
言ってみたら、意外と聞いてくれるかもしれません。