不登校といじめ

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小学校、中学校ともにいじめで不登校になり、人とのつきあいが苦手。 不登校の間は勉強できなかった。 アルバイトでも人前では緊張でうまく話せず、社会に出たときに人とうまくつきあえるか不安。 いじめのせいで自分が言いたいことを無意識におさえてしまい、言いたいことが言えない。 中学3年生のときに友達ができて、少し改善したものの、いまだに初対面の人とは難しい。 みさき 高校2年生
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先輩たちからのメッセージ

「私もいじめられていました」
なな/里親家庭経験、大学2年生
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私も小学生や中学生の頃にいじめや嫌がらせを受けていたことがあるのでよく分かる。
もし誰かに相談できるのであれば自分の抱えている悩みをはき出すことで少しは、友達との関係が良くなることがあると思う。
「いじめ許せない。ゆっくりといやして」
ゆうご/里親家庭経験、大学4年生
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いじめは許せませんね。
最低なこういだと思います。よく頑張りましたね。
人との付き合いはなれが必要かなと思います。
私も人付き合いが下手でよく悩んでいましたが、いろんな人と関わることでなんとか今は普通に接することができています。
でも心の傷はなかなかいえませんから、ゆっくり時間をかけていやしていく必要があります。応援しています。
「私も自信がなかった」
しょうり/里親家庭・ファミリーホーム経験、大学4年生
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あなたは中学生の頃の私と似ている気がします。
きっと自分に自信が持てないのでしょう。
自信というのはすぐに身につくものではなくて、成功体験を通してでしかつちかうことはできません。
高校生のときに簡単な目標を立てて達成するように心がけていました。
いつのまにか、自分に自信が付いていました。
何かに挑戦するのは勇気がいりますが、一歩踏み出すと面白いと思います。
「私も不登校を経験しました」
るか/里親家庭経験、社会人
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私もいじめを受け、不登校を2年ぐらい経験しました。
しかし、転校をきっかけに人と話すことが好きになりました。
全員に言いたいことを言えなくても、言いやすい人に言えるだけでいいと思います。
私は話したい人にだけ本音で話しています。
自分が話して楽な人や幸せをもらえる人にだけ本音が言える気がします。
1人でも良いので気の許せる人がいるといいですよね。
 

おとなからのメッセージ

「少しずつ、少しずつ」
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小学校、中学校といじめにあってつらい中をよくここまで過ごしてこられましたね。
いじめられると、「こんなことを言ったらまたいじめられるのではないか」と思わず気持ちを引っ込めてしまいますよね。
中学の時に友達が出来て話せるようになったのですね。
これからもそんな安心できる人との出会いがあったら元気になりますね。
少しずつ少しずつ安心できる人の輪を広げることができると思いますよ。
「自分の気持ち否定せずに」
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「人は皆、その時々のベストで生きている」と私は思うのです。
なので、不登校となったことも、あなたにとってきっと意味があり、それが必要な時期・道のりだったのではと想像しています。
いじめは理不尽です。
つらかったことでしょう。
そのような体験をしても、よく前に進んできましたね。
他にも、これまで過ごしてくる中で、傷ついたり嫌な思いをしたりしたことがいろいろあったでしょう。
初対面の人とのかかわりや、そもそも人とかかわることに苦手感があることにも、理由や背景がありますよね。
自分の感情や感覚は何かがあって生まれるものなので、否定しなくてよいと思います。
まずはそんな凸凹した自分を、ありのままに認めてやりましょう。
そのうえで、「本当はどうしていきたいか」というような思いが浮かんできたら、それはこの先の自分に期待をもてている証しかと思います。
誰かと一緒に過ごせてよかった、安心できた、うれしかった、楽しかったなどの経験を、今、そしてこれから、さらに積めるといいですね。
人間関係はいきなり「うまく」できなくてよいのです。
でも苦手感がありつつも何かチャレンジしてみると、自分の世界が広がったり、自分がそもそも持っていた力に気づいたりするかもしれません。
また、例えばアルバイトでも、周りの人がどんな風に人に声をかけたり対話したりしているのかなど、さりげなく観察して、「いいね」ボタンを押せそうなヒントがあったら、ちょっと自分の中に取りこんでみるのも社会に生きる方法かなと思います。
私は施設職員をしていたことがあるのですが、担当のこどもとあたたかい対話や声かけをする同僚の姿に出会い、「なるほど」と思うことがよくありました。
そこで、その同僚のすてきだなと思うパーツを自分にそっと取り入れていました。
後々ふり返ると「あれ、自分もできるようになっている」と気づくことがあるものです。
チャレンジしながら今後の自分の変化を楽しみに思えるといいなと思います。