不登校のときに無理やり登校させようとされた

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人が多いのがいやで2~3時間しかいられない。 小、中は不登校だった。 職員が無理やり学校に行かせようとした。 なおき 高校3年生
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先輩たちからのメッセージ

「いやと感じる気持ち、異常じゃない」
なつき/里親経験、大学2年生
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「人が多いのが嫌で、2、3時間しかいられない」ということは、異常なことではないし問題ではないと思います。
ただそういう性質を持った人であるというだけです。
無理矢理学校に行かせるのではなく、その子ができるだけ楽しいと思えるよう一緒に悩んであげるべきだったのではないかなと思います。
そういう経験をしたあなたは、同じタイプの人の気持ちをわかってあげられるので、心を救ってあげることができると思います。
あなたらしさのひとつです。
大学に進んだり、就職をしたときは、まず周囲の人への理解を求めたり、自分のペースで働けたり人が密集しないような職場などを探してみてもいいと思います。
「周りの大人の努力が大切」
はると/児童養護施設経験、大学1年生
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私が生活していた施設でも不登校の子は何人かいました。 でも私が思うにそれって周りの大人のせいな部分も少なからずあると思っています。
「親身に相談に乗ってくれているか」とか、「ほんとに自分のこと思って学校に行けって言っているのか」って、こどもからしたらすぐ伝わってきますよね。
だからこそ口だけで言ってくる職員さんには心も開けないし悪じゅんかんだと思うんです。
それが今の社会的養護の問題点だとも思っています。
周りの大人の努力が欠けてるかなと個人的には思います。
「あなたは悪くない。少しずつ慣れよう」
ゆうご/里親家庭経験、大学4年生
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不登校について正しい理解がほしいですね。
職員が無理矢理行かせることは、悪いやり方だと思います。
あなたはよくがんばったと思います。
ただ、そのままだと将来的に困るかもしれないので、無理せず、少しずつ人の多さにも慣れていくといいと思います。
「2~3時間通ってるだけでも、えらい」
しょうり/里親家庭・ファミリーホーム経験、大学4年生
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2~3時間通ってるだけでもえらいと思います。 無理やり行かせるのはだめですね。
「学びの場は学校だけではない」
はると/児童養護施設経験、社会人
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親は、こどもを学校に行かせる義務があります。
こどもには、学校に行く権利があります。
行きたくないなら行く権利を放棄したらいいと思います。
学校に行くからえらいなんてことはありません。
学校以外で学ぶことの方がはるかに多いです。
むだなことはなく、生活の全てが学びだと自分に言い聞かせるなりして生きてみてください。
 

おとなからのメッセージ

「専門家に相談することも大切」
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小中学校の不登校の時、無理矢理行かされたのはつらかったですね。
周りに気を使って暮らしていると、だんだん自分のやりたいことが何なのか解らなくなってきます。
みんなのおしゃべりが雑音に聞こえたり、どう見られているか気になったりすることなどありますね。
学校に行きたくないこと、人の中にいるのがつらいことを、スクールカウンセラーや小児科など、気持ちに寄り添ってもらえる先生に相談してみるのも大切だと思います。