1人で解決しようとしてしまう
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友達とうまくいかないときや嫌な気持ちになったとき、誰かに頼ろうとは思わない。
1人で解決しようとしてしまう。
施設には、話しやすい人もいるが、同い年の施設の子どもにあたってしまうこともある。
はな 中学3年生
音声で聴く
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先輩たちからのメッセージ
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「聞いてもらうだけでも楽になる」
ゆいな/児童養護施設経験、大学3年生
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私も自分が困ったときに頼ることがあまり得意ではありません。
誰かに頼っても解決するわけではないし、頼られた方が困ってしまうのではないかと思ってしまいます。
でも、誰かに相談することはとても大切だと思います。
もし誰かに頼るのが嫌でも、自分の話をただ聞いてもらうという感覚で起こったことや気持ちを一方的に話すだけでも心がすっきりすることもあるので、ぜひ話しやすい人に話してみてください。
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「話しやすい人ともっと仲良くなるのもあり」
ゆきあ/児童養護施設経験、大学1年生
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職員さんには、相談をしますか?
私も学校や人間関係で上手くいかないことがあったとき、誰にも相談できずに抱え込んだり態度に出してしまっていたことがありました。
まずは、話しやすい人ともっと仲良くなってみるのも1つの手段かもしれません!
意外と話が合ったり、良き相談相手が見つかるかもしれません!
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「頼るか、それ以外か」
なつき/里親家庭経験、大学2年生
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誰かに頼るだけが解決方法ではないと思うので、人に頼った方が自分にとっていいのかどうか見極めるのが大事だと思います。
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「まずは話しやすい人に相談を」
ゆうた/児童養護施設経験、大学4年生
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いやな気持ちになることはあると思いますので、誰かに頼るくせをつけた方がいいと思います。
一人で解決しようとしてもいつかは限界が来てしまいます。
また、同い年にあたってしまうというのも、一人で悩みを抱え込みすぎて、そのストレスであたってしまうのだと思います。
あなたが頼ることを覚えればそういったことも減らせるのではないでしょうか。
まずは話しやすい人に悩みを相談してみてください。
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「一人だけでは危険なことも」
しょうり/里親家庭・ファミリーホーム経験、大学4年生
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一人で解決できることはとても素晴らしいことだと思います。
しかし場合によってはとても危険だとも思います。
どうか、いま話しやすい人との関係性を維持してください。
きっとあなたが何かあったときの助けになると思います。
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大人からのメッセージ
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「”つながっていてもいいな”と思える人を見つけてみませんか」
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まずは、「誰かに頼らないで一人で解決しようとしてしまうことがある」、「施設で一緒に暮らす他の子どもにあたってしまうことがある」といったことを自覚し、言語化できている点に、お力があるなと感じます。
あなたの気持ちをぶつけられた施設の他のこどもは、ちょっと困ってしまうでしょうけれども。
まずは、信頼できる大人を見つけられるといいです。
ただ、これまで人に頼ってみてよかったと思える体験が少なかったり、いろいろな理由で家族と一緒に過ごすことができない体験を含め、大人や社会に裏切られたと感じることが多くあったりすると、他の人を信用していいのかと思ってしまうことがあるでしょう。
でも、困ったとき、すぐに解決策を見つけることはできなくても、その困っていることや悩んだりしている気持ちを誰かと共有する経験ができるといいなと思います。
困ったことや迷いを誰かに吐き出して話す中で、本当は、自分はこんなふうに感じているのだな、ああ、本当はこうしたいと思っているのだと、わかっていくこともあるでしょう。
一緒に考えてくれる人と話す中で、自分の中にはなかった考え方や情報・対応策などに出会って、気持ちが軽くなること、可能性や選択肢を見つけ現実的な課題解決にもっていけることもあるでしょう。
そうすると自信がつきますね。
感じていることを自分から伝えたり、SOSを出したりして、誰かに助けてもらえてうれしかったという経験を重ねていけるといいですね。
人間関係は、一歩ふみこんでみると、今までとちがう風景が見えるかもしれません。
案外、人を信じても大丈夫なのだな、など。
社会に生きることは必ず誰かとかかわって生きていくこと。
誰に頼るか見極めるのも確かに大事だと思います。
ということで、信頼してみてもいいなと思える人を、生活の中で、一人でよいのでみつけてみませんか。
頼られた人は、あなたのことを心の中にとどめて、頼ってもらえたことをうれしいと思ったりすると私は思います。