このサイトのこと

「はじめに」
 社会的養護での生活を経験したすだちず制作委員
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社会的養護のもとで暮らす中高生の皆さんこんにちは。
すだちず制作委員会です。
すだちず制作委員会は、もともとは「巣立ちの権利ノート制作委員会」という仮の名前で活動してきました。
今までにない、社会的養護のもとを巣立つこどものための権利ノートを作りたいということが目的でした。
 
そして会議を進めるうちに、私たちが作りたいのは、実体験に基づき、読んだ人にとって身近に感じられ、かつオリジナリティあふれる権利ノートだと気づきました。
そのためにはこれまでの権利ノートのようなものではなく、中高生の生の声とそれに返答するメッセージの形こそがふさわしいという結論に至りました。
そこから、必ずしも「ノート」としての形をとる必要はないと考え、なくしたり汚したりすることもなく、ネット環境さえあればいつでもどこでも見ることができ、情報更新もしやすいサイトにしてみました。
従来の権利ノートの形にとらわれなかったからこそ出来上がったのが、この「すだちず」です。
中高生のみなさんは今まさに人生の分岐点に立たされていると思います。
就職か進学か、はたまたもっと別の道に進むのか、その選択は今後の人生にも少なからず影響してくると思います。
とても不安だと思います。
 
そんな時こそ、この「すだちず」を読んでください。
今抱えている悩みや不安を解消するためのヒントが書かれているはずです。
すだちずにかかれているすべてのメッセージは中高生の皆さんを応援する気持ちが込められています。
すだちず制作委員の全員がみなさんの将来を応援しています。
がんばってください!!
最後にすだちずの制作にご協力してくださった社会的養護経験者の中高生、社会人の皆さま、並びに専門家の皆さまにすだちず制作委員一同、御礼申し上げます。
すだちずを無事完成し、最高の形で中高生のみなさんに届けられるのも、ひとえに皆さまのご尽力があったからこそです。
誠に感謝いたします。
「こどもたちの権利保障のための新たなツールに」
相澤仁/すだちず制作委員会 委員長
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私たちのパートナーである社会的養護の生活経験のあるこども・若者が企画し開発したのが、「すだちず」と「とびだシート」であり、こども・若者の主張や心情がつまったメッセージが盛り込まれている創作サイト・ノートです。
「すだちず」には、それにこども・若者のアドバイスのもとに作成したサポーターのメッセージが追加されています。
 
この作品は、タイトルやロゴからもわかるように、親鳥のやわらかいあたたかな羽根に包み込まれて育ったひなが自らの羽根で巣立っていくように、養育者などのぬくもりのあるあたたかくやさしい手の中で育ったこどもが、成長した羽根で自分らしく豊かに歩んでいく世界へとびだしていく地図を描くことを、応援するためにつくりました。
 
こども・若者が、歩んでいきたい世界へ巣立つことができ、将来にわたって幸せな状態(ウェルビーイング)で生活を送ることにつなげるために、この作品を1つの新たなツールとして役立てていただけたら大変幸甚に存じます。
 
養育者・関係者のみなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
「権利マップ~新しい子どもの権利ノートのかたち~」
社会的養護での生活を経験したすだちず制作委員
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「子どもの権利ノート」に使われている「権利」という概念は、人々の現実社会に対する不安や不満を解消し、特に弱い立場におかれた人の不利益を取り除き、よりよい社会を作っていこうというところからスタートしたのだろうと思います。
 
今回私たちが制作した「すだちず」も、実際に社会的養護で育つ中高生の不安や不満、気になること、知りたいことなどの生の声を集め、そこにおとなの制作委員や、外部の専門家、社会的養護出身の学生、社会人などからの返答・メッセージによって少しでも中高生のみなさんの将来が明るくなることを願って作りました。
 
「すだちず」は今までの、子どもの権利ノートとしての形こそとっていませんが、その根底にある、「一人ひとりの不安・不満を解消し、社会をよりよくする」という本質は同じだと思います。
私たちは「すだちず」を新しい権利ノートのかたちとするとともに、従来の「子どもの権利ノート」に代わる新しいカテゴリー「権利マップ」を提唱します。
 
 
 
「すだちず」に掲載している文書を転載する場合は、出典を明記してください。