🌟新着🌟一人暮らしを始めた後に受けられる支援ってありますか

一人暮らしを始めた後に受けられる支援ってありますか?
ひかり 高校2年生
音声で聴く
(準備中)

先輩たちからのメッセージ

措置延長やその後の支援も
ななみ / 里親家庭経験、福祉系大学2年生
詳しく見る
措置延長をして一人暮らしをすることができる場合があります。措置延長後や措置延長していなくても、必要であれば支援を受けるられることもあります。
それ以外にも、日本学生支援機構の貸与・給付奨学金や他の財団の奨学金、大学独自の奨学金なども申請することができます。
自分で調べたり、周りの大人の人に相談して探して申し込んでみてください。

いろいろあります
リカ / 里親家庭経験、大学2年生
詳しく見る
大学進学をしたため児童相談所さんから支援を受け、加えて日本学生支援機構の奨学金(授業料減免、給付Ⅰ類)をいただいています。
私は地元愛知県から出て、県外の大学に進学しました。20歳まで措置延長をしていただいたのち、その後は愛知県社会福祉協議会さんの自立支援貸付金を借りて生活しています。
一般の奨学金として、エネオスの支援金をいただいたこともあります。他にも様々な企業の奨学金があります。
また、進学していなくても県社協からお金を借りることができます。自立後5年間同一の職場で務めた場合、返還が免除されるため、積極的に活用してほしいです。
調べたら必ず支援はあります。積極的に調べてほしいです。

「実家便」もあります
匿名 / 児童養護施設経験、大学1年生
詳しく見る
公益財団法人あいであるが行っている支援事業に「実家便」があります。 半年に一回生活用品を送ってくれます。調べてみてください。

おとなからのメッセージ

「金銭的、身体的・精神的にも支援があります」
詳しく見る
大きく、2つに分けてお話します。
1つ目は金銭的支援です。
あしなが育英会、社会福祉協議会、その地域で行われている奨学金などを調べてみるといいです。奨学金にはある条件(大学を卒業する・就職してある年数(4年程度が多いです))等を満たせば返還する必要がなくなるものもあるのでぜひ活用してください。
2つ目は身体的・精神的支援です。
もし、あなたに自分のことを理解してくれる施設職員などの大人がいる場合は施設に直接出向くあるいは、メールやLINE等のSNSを使うなど、手段は問わないのでまずは連絡をしてください。
また施設には自立支援担当職員が配置されています。自立支援担当職員はアフターケアも担当しています。
自立支援担当職員の主な仕事は、
①退所者へ連絡を取り最近の様子や困っている事、最近あった良い出来事などを聞くなど個々に合わせた情報の共有や対応策の相談を行います。連絡の手段は訪問、手紙、電話、SNS等相手の方が一番ストレスのない手段を用います。
②退所者からの相談に乗り必要な支援に繋げます。施設によって一時避難の宿泊場所を用意したり役所等への付き添いなどを行っているところもあります。対応の仕方はそれぞれなので施設と相談しながら進めてください。
一方で、退所者への支援は、自立支援担当職員だけではなく、入所中に関わりのあった職員も一緒に、施設全体で行っています。いつでも門戸を開いている事を覚えておいてください。
もし、あなたに頼れる身近な大人がいない場合は、子どもシェルター、女性相談センター、行政機関の相談窓口等があります。ですが、聞かれたくないことを聞かれるかもしれないという心配をする場合もあるかもしれません。そういう心配があるならばご自分の持つSNSのネットワークを通じて仲間から元いた施設にメッセージを発信してもらうという手段もあります。
~この項目を読んだ施設職員のみなさんへ~
☆施設職員の立場からするといずれにせよ一声かけてもらいたいなぁと切に思っているはずです。
だからこそ施設は子どもたちから日常的に「相談する」という環境を当たり前に持つことで相談に対する抵抗感を減らす努力が必要です。
タイミング、場所、言葉かけ、言葉遣いどれか一つでも欠けていたら相談に良いイメージは持てなくなります。
相談とは子どもの心の声の代弁者になることです。
どうすれば安全で安心なイメージが持てるようになるのか日頃から子どもから学び職員同士で何をするべきなのかを話し合うことが必要です。