自分の生活費は、どこから出ているの?
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自分の生活費が、どれくらい、どこから出ているのかを知りたい。
はな 中学3年生
音声で聴く
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先輩たちからのメッセージ
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「たくさんの人の応援」
りん / 自立援助ホーム経験、大学1年生
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施設の人や里親の人に直接聞くのがいいと思います。
児童養護施設や里親さんに対しお金を出してくれているのは、あなたの身近な人たちかもしれません。
誰しもみな、あなたやこどもたちに健やかに育ってほしいと願いを込めて支援してくださっています。
こうしたことに興味を持つのはとてもいいことだと思います✨
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「職員さんに聞いてみよう」
れな / 児童養護施設経験、大学2年生
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お金のことを知る権利は平等に与えられているので、職員さんに聞いたら教えてくれると思います。
自分の身の回りのお金について知りたいと思うのは、とても素晴らしいことだと思います!
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「里親家庭の養育費」
ななこ / 里親家庭経験、社会人1年目
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里親家庭の場合は、養育費や学校の費用などとして国が定めた措置費が自治体から払われます。
大体15万くらいとかだった気がします。
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■ 解説 ■
里親さんがこどもを養育する際、次の費用が公費から支払われます。
①一般生活費
こどもの食費や日用品代、衣服代、お小遣いなど生活にかかる費用として次の金額が支払われます。
・乳児一人あたり=月額62,020円
・一般一人あたり=月額53,710円
②教育費
小中高校の入学時の支度金、給食費や教材費、部活動の費用や通勤定期代、学習塾の費用などが支払われます。
一律に金額が決められているもの、実際にかかった費用が給付されるもの、上限金額が決まっているものなど、種類ごとに支給の決まりがあります。
③その他の費用
就職支度費、大学進学等自立生活支援費、医療費、予防接種費などがルールの範囲内で支払われます。
*その他に自治体によっては、運転免許取得費用などが支払われる場合があります。
④里親手当
養育する手当としてこども1人あたり月額90,000円(専門里親の場合は月額14,1000円)が支払われます。
里親手当は、24時間365日、心身共に休む間もなくわが子同様に養育する里親さん自身への手当として支払われるものですが、養育しているこどものことで必要であっても、①~③の生活費や教育費などの措置費ではカバーできない支出が多々あります。
こうした措置費の中で足りない、支出ができないなどの費用は、里親さんが手当や自費の中から負担している場合があります。
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おとなからのメッセージ
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「公費や寄付などのこと」
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施設や里親家庭で生活する場合は、社会でこどもを育てるという社会的養護の制度に基づいて、その生活が公費(国や地方自治体の費用、措置費といいます)で保障されています。
食事や衣類代等、一定の生活費が毎月養育者に支給されます。
そのほか、教育に関する費用(授業料、制服代、修学旅行費、部活動費等)や医療費の窓口支払い分などがその都度支給されます。
また、受験、進学の費用や就職準備にかかる費用の一部が公費で支給されます。
公費のほかに、こどもたちを応援してくれる方からの寄付等は、運転免許の取得費用などに充てられています。
自立後に受けられる支援もあるので、施設の職員や里親さん、児童相談所の担当者に聞いてみるといいでしょう。