仕事を辞めてしまったとしたら
就職したら長く続けられるか不安。
辞めてしまったときはどうすればいいのか気になる。
まさと 高校3年生
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先輩たちからのメッセージ
「自分なら、どうしても合わないときは次の道を考えたい」
なな/里親家庭経験、大学2年生
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私もその点は不安なことが多い。
でも、どうしても自分に合わないと思うのならばやめるという選択肢もポジティブに考えてよいと思う。
「辞めてもOK。そこからが大事」
児童養護施設経験、専門学校1年生
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自分に合わないと感じて辞めることは悪いことでは無いと思います。
その後が大事だと私は思ってます。
やめてしまった場合、その次何をしていくのかをしっかり考える必要があります。
1度合わないと感じた体験を活かして次のところを必死に考えたり頑張って続けてみようとしたり、あいまいになるのではなく努力をすることも大切です!!
「人生、あんがい何とかなる!」
しんご/ファミリーホーム経験、大学4年生
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もし職場が合わないと感じたら辞めてしまっても大丈夫だと思います!
1年目や2年目などで辞めてしまっても今は第2新卒なんて言葉もあるので転職も何とかなるだろうし、職なんてフリーター含めて無限にあるので人生あんがいなんとかなると思います!
「学生のうちに、いろいろな経験を」
じゅり/児童養護施設・里親・乳児院経験、大学1年生
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学生のうちに沢山アルバイトして、インターンに沢山行って仕事の感覚などを身につければいいよ。
「”また次がある” プラスの気持ち大事」
りん/自立援助ホーム経験、大学1年生
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私は一度社会人経験のある大学生です。
そこで就職したら長く続けられるかが不安とのことですが、合わないなとかほかにもっとやりたいことがあるという考えがあったら、すぐやめてしまっても大丈夫です。
ネガティブな気持ちから、プラスの気持ちへ変えるためにも万が一辞めても、人生長いし、「また次があるしいいや」くらいの気楽な気持ちで考えて大丈夫ですよ!!
「お金を貯めておいた方が安心」
なつき/里親経験、大学2年生
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辞めたらその時はその時です。
仕事を辞める前にある程度次に何をやりたいかを考えて調べておいて、その後に仕事を辞めて、また就職をするという流れがいいのではないかと思います。
ただ、お金がある程度たまっている状態でやめるというのは大事だと思います。
「仕事が合わないこともある」
しょうむ/児童養護施設経験、大学3年生
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ぼくも今後の就職のことを考えると同じ考えが浮かびます。
ただ、働いてみないと分からないなと思うところもあります。
もし辞めてしまっても自分に合っていなかったのだと考え凹む必要はないと思います。
また、職員さんが相談にのってくれると思うので相談してみてください。
「転職もあり。失業保険など、知っておこう」
ゆうご/里親家庭経験、大学4年生
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今は転職するのが当たり前の時代です。
長く続けられるかよりも、その仕事が自分に合っているか、やりがいを持てるかどうかで判断するのがいいと思います。
自分の肌に合わないなと思った仕事はすぐに転職しましょう。
やめてしまったときは失業保険の申請や、行政上の手続き、そのほか注意すべきことがたくさんあります。
一度調べてみてください。
「好きな場所に身を置くこと、自分について考えること」
はると/児童養護施設経験、社会人
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先を予測できなかったり、ないものを数えると人は不安になります。
今あるものを数えて今あるもので戦う。
仕事はやめてから考えれば大丈夫です。
やめたくないなら自分はどんな人間か働き始める前に考えまくればいいと思います。
きっと答えは出ないので、僕の意見ですがやめて自分が好きなところに身を置ければいいと思います。
転職は大変だと聞くかもしれませんが、それはあなたの周りかネットの情報でしょう。
簡単に転職してる人と会いに行って自分の価値観ひん曲げてもらったらいいと思います。
おとなからのメッセージ
「辞めたいときにやってほしい3つのこと」
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先輩たちからのメッセージにもありますが、「辞めても大丈夫」とか、「なんとかなる」という意見が最近多いし、実際になんとかはなります。
ただし、「いまどきは転職は当たり前のことだ」とか、「辞めてしまってもなんとかなる」というのは、なんとかなった人の意見です。
何度も転職を繰り返して「やっぱり最初に就職した会社が一番待遇がよかった。辞めなければよかった」と後悔する若者の話を聞いたことも1度や2度ではありません。
退職・転職には当然リスクもあることは理解しておいてください。
一方で、転職をして本当によかった、という声ももちろんあります。
では何が違うのでしょうか?
いろいろな若者を見ていて思うのは、目的が明確で、計画を立てたり、準備をしっかりしたうえでの転職や進学はうまくいく可能性が高いということです。
もし、将来就職した会社が嫌になってしまったり、他にやりたいことができて辞めたいと思ったら、まずは3つやってほしいことがあります。
1️⃣何のために会社を辞めるのかはっきりさせる
何か嫌なことがあって辞めるのか、何かやりたいことがあって辞めるのか、その他の事情があって辞めるのか、より良い待遇の仕事に就きたくて辞めるのか。
何のために辞めるのかがわかってないと次に探すべき仕事や学校がわからず、結局前の会社を辞めなければよかった、ということになってしまうかもしれません。
2️⃣退職・転職・進学に関する制度をちゃんと調べる
会社を辞めたり、進学をしたりする場合、利用できる制度や利用できなくなる制度があります。
例えば失業給付金という制度があります。
会社を辞めて仕事が決まらず収入がないときに、前職の給料に応じた給付金がもらえる制度です。
こういう制度があれば、安心して転職活動できますよね?
ですが、失業給付金は自己都合(倒産、または会社から強制的に辞めさせられる以外の場合)で辞める場合、申請から3か月待たないと給付金が支払われません。
また、失業給付金は1年以上働いてないと(正確には雇用保険を1年以上支払ってないと)支払われません。
そういう制度があるとわかると、例えば4月から働き始めて2月に辞めたいと思ったら、「後2か月頑張れば失業給付金がもらえるから、3月末までは頑張った方が得だ」とか、よりよいタイミングを考えることができます。
また、例えば妊娠している場合は、会社の健康保険に入っていた方が出産の際にもらえるお金が増えるということや、そもそも会社の寮に入っている場合は、会社を辞めたら寮を出ないといけません。
会社の制度、社会の制度をきちんと調べておきましょう。
ひとりで調べるのが不安なときは、出身施設の職員さんやアフターケア団体等の職員さんに聞いてみてもいいでしょう。
3️⃣当面の生活はなんとかなるのか
会社を辞めたら当たり前ですが収入がなくなります。
次の仕事を決めてから辞めるのか、辞めてから次の仕事を探すのか。
辞めてから探すなら、その間の生活資金は貯金でまかなえるのか。
住むところは大丈夫なのか。冷静に考えてください。
できれば次の仕事が決まってから辞めるほうが安心ですが、どうしても早く辞めたい、とか、今の仕事が忙しくて転職活動ができないということもあるでしょう。
そういうときは、当面の生活をどうするのか、ちゃんと計画を立ててください。
仕事はあなたの人生において、すべてではありませんが、それでも人生の多くの時間を費やすもので、仕事を通じて得られるお金があなたの人生を豊かにするのも事実です
よりよい生活を求めて、計画的にステップアップすることは素晴らしいことですが、嫌なことから逃げて転職することは、残念な結果に終わってしまうかもしれません。
まずは最初に就職したところで頑張ってみて、そのうえで、どうしても続けられない、もっと違うことがしたい、と思うようになったら、計画を立てて行動してみてください。