奨学金は借金?

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奨学金は借金になるの?利息は? 大学進学にかかる学費が高額なので、お金が心配。 さき 高校2年生
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先輩たちからのメッセージ

「借金になるものもあるが、プラス面も」
まなみ/児童養護施設・里親家庭経験
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奨学金は借金と取ることもできるけど、自分への先行投資と捉えることもできる💡
私は貸与奨学金を使わないで給付奨学金とバイト代で生活してるから、借金をしないでも大学に通える方法はある。
ただ勉強に避ける時間は大幅に減ってしまうから、大学での勉強を優先するならば貸与も視野に入れていいと思う。
「皆さんのための奨学金検索サイトがあります」
なつみ/児童養護施設、大学3年生
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私の場合は、給付型(借金にならない)奨学金だけをいただいて大学へ進学できました。
私も高校生のときは、大学の学費を見てあまりの高さにおどろき、進学をあきらめかけたことがあります。
ですが、実は私たち向けの支援は充実してきていて、今はいろんな奨学金がたくさんあります。
借金にならない奨学金も多くあります。
もし、金銭面で進学にマイナスイメージがあるのなら、一度奨学金について調べてみてほしいです!
私たち当事者の声をもとにつくられた、奨学金検索サイト「Miomus」がおすすめです!
Mionusでは、奨学金を検索したり、学生の体験談や奨学金に関するコラムを読んだりできるので、ぜひのぞいてみてください!
↓下のリンクからサイトへ移動できます✨
「返さなくてよい奨学金だけで乗り切っています」
児童養護施設経験、専門学校1年生
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奨学金は、借りる形であとから返していかないといけないものもあれば、返済しなくていいものもあります。
私は返さなくても良い奨学金を複数取ってるので、それだけでも十分な金額をいただけるので大丈夫です💪🏻
「私立大学の場合は、借金になる奨学金が必要なことも」
りんか/児童養護施設経験、大学1年生
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奨学金には、借金になるものとそうでないものがあって、給付奨学金が借金にはならない奨学金に当たります。
一方、借金になってしまう奨学金もあります。
私は私立大学に通っているので、給付だけで学費を賄うことは難しく、現在借金をしている形になります。
契約書などを見ても分かるのですが、利子のせいで法外な借金をすることにはならないと思います。
奨学金はそこらへんかなりクリーンなので、心配であれば自分で調べるなり、親御さんや施設職員さんに聞いてみても良いかもしれないですね。
「給付型奨学金、たくさんあります」
ゆいな/児童養護施設経験、大学3年生
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大学進学にはお金がかかりますが、経済的に進学が厳しい人のための給付型の奨学金もたくさんあります。
貸与型の奨学金は、働くようになってから返さなければいけませんが、給付型の奨学金は返す必要がありません💰
私は親からの経済的な支援は一切ありませんが、給付型の奨学金を3つ受けてるので貸与型の奨学金は受けずに大学に進学することができ、今も安定した大学生活を送ることができています。
「給付型奨学金は、作文などの審査あり」
ふうね/里親家庭経験、大学1年生
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一般的に言われている奨学金は日本学生支援機構の貸与型の奨学金を指すことが多く、そちらは借金という形になり、将来返すことになります。
ですが、日本学生支援機構は給付型奨学金も存在し、審査も必要ですが、そちらは返す必要はありません。
他にも、企業や国、都道府県が給付している奨学金も存在するので(こちらも作文を書くなどの審査がありますが)、このような給付型の奨学金を利用すると、心配も軽くなると思います。
「給付型が受けられる可能性高い」
てぃあら/児童養護施設経験、専門学校1年生
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大半の方が申請する学生支援機構の(国の)奨学金には貸与型と給付型があります。
私たちのような境遇だと、給付型の審査に通る可能性は大きいです✨
他にも対象となる奨学金が沢山あるので、大人の方と相談してみるといいと思います。
「給付型受けるなら成績大事」
児童養護施設経験、大学1年生
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奨学金は主に「給付型」と「貸与型」があります。
お金を返さなくていいのと返さなくてはならない2つに分かれていて、成績の平均が3.5以上だと返さなくても良い奨学金に受かりやすくなります✨
「進学する学校によっては支援制度ある」
ゆきあ/児童養護施設経験、大学1年生
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進学する学校によって、社会的養護のもとで暮らしてきた方などを対象とした入学金や授業料の減免制度があります。
多くの大学や専門学校でその制度が取りいれられています。
日本学生支援機構の奨学金は、返さなくても良い給付型と返さなければいけない貸与型がありますが、社会的養護のもとで暮らしてきた方は主に給付型奨学金が対象になると思うので心配する必要はありません💡
もし、貸与型を申請するのであれば、高校時の成績によって利息の有無があります。
「基本は心配なし。でも注意が必要なこともある」
かずま/児童養護施設経験、芸術・デザイン系大学3年
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奨学金ですが、「社会的養護を必要とするもの」とJASSO(日本学生支援機構)が定める区分に該当するはずですので、おそらく給付型という形になると思います!
JASSOというのは、日本国最大の奨学金を支援する団体であり、文部科学省が取りまとめている国が扱う学生支援機構です。
多くの学生が使用していると思います!
その中で、奨学金は大きく分けて二つの支給区分があります。
「貸与型」は、いわゆる借金です。
大学または専門学校などを卒業後、月何万円と返済していく必要があるものです。
もうひとつは「給付型」です。
こちらは、貸与型と違い、卒業後も返還する必要がない奨学金です。
もちろん、返還する必要がないため、JASSOが定める支給者に該当しないと受け取ることができない奨学金となっています。
ですが、施設などで暮らしているこどもの多くは、「社会的養護を必要とする者」という区分になるので、基本的には給付型を受け取ることができると思います。
また、このJASSOの他にも、学生を支援する団体は国内に多くあるので、生活費に非常に困ることはないと思います。
学費も同様で、家庭の事情で、親が就労していない、収入がない、社会的養護を必要としているなど、それぞれの大学が定める条件を満たせば、学費全額免除、または半額などとなることもあるので、自分が進学したい大学について調べてみると良いかもしれません!
気をつけなければならないのは、専門学校などは特に、先ほど述べたJASSOの奨学金を受け取ることができない学校や、学費の免除や減額がまったくないようなところもあるので、注意が必要です。
大学や短大に関しては基本大丈夫だと思います!
「入学後は大丈夫。問題は入学時のお金」
ゆうた/児童養護施設経験、大学4年生
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私は返す必要のない給付型奨学金をもらっています。
そのため借金はありません。
貸与型の場合は年利3%の借金となるので注意です。
大学に進学してからは授業料減免申請や、前述の奨学金があるので施設設備費以外は特段かかりませんが、大学入学時の入学金がとても高いのでしっかり貯金はしておいて損はないと思います(入学金用の給付型奨学金もあるので調べてみてください)。
また、お金を払い戻すという形での減免方法になるので大学の半期分の授業料は貯金しておきましょう。
「給付型奨学金と”ちゃんとした生活”で乗り切れる」
ななこ/里親家庭経験、社会人
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貸与の奨学金は、在学中にお金を借りて卒業後に返済するので、いわゆる借金です。
私は借金という形でお金を背負うのが嫌だったので、給付という返さなくていい奨学金だけを選びました。
選ばれる保証が少なかったり、そもそも枠が少ないので応募書類の作成も大変ですが、4年間、文系私立大学の学費を給付の奨学金とアルバイトでやりくりできました。
奨学金は、大学の成績さえ頑張り、奨学金によって求められることをちゃんとこなせば、打ち切りになることはありません。
 

おとなからのメッセージ

「金銭面で、大きな支援があります」
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さくらさんの心配にお答えします。
返済が必要な貸与型奨学金はご質問の通り学生が背負う「借金」になります。
また、日本学生支援機構の貸与型奨学金には無利子の「第一種奨学金」と有利子の「第二種奨学金」があり、有利子の奨学金では利息を加えた金額を分割で毎月返済しなくてはなりません。
では、その利息は幾らぐらいなのかというと、0.905%(2023年3月貸与終了者)、0.369(2022年3月同)、0.268%(2021年3月同)とその時々の世の中の金利動向により変わります。
ただし、有利子奨学金の利息は、一般のローンに比べてかなり低いのが実情です。
貸与型奨学金を借りるのなら無利子の方が良いに決まっていますが、実は日本学生支援機構の奨学金では有利子奨学金の方が利用者数は多いのです。
その大きな理由として、無利子奨学金の貸与額では必要学費に不足するので仕方なく有利子を利用しているのだと思います。
現在、多くの学生は返済が必要な有利子奨学金を借りているのが実情です。
実態は説明した通りですが、ここからが本題です。
2020年度から高等教育の修学支援新制度として、給付型奨学金+学費減免の両面から支援する新しい制度が始まっています。
これは、保護者の収入に応じて支援額が決まるというものですが、児童養護施設や里親のもとで暮らす社会的養護が必要な学生は、実親・里親の収入に関係なく、学生本人の収入と貯金等の資産が判定基準となり、ほとんどの学生が最高額の満額支援を受けることができます。
具体的には、一人暮らしの国公立大学生は年間約80万円、私立大学生は約91万円の給付型奨学金を受給できます。
さらに、国公立大学なら入学金と授業料が実質無料、私立大学でも本来の学費から入学金(上限26万円)、授業料(上限70万円)の納付が免除されます。
そのうえ、さくらさんのような社会的養護が必要な学生を対象に給付型奨学金を設ける民間団体も数多く存在しています。
つまり、さくらさんには国や民間団体を含めて進学支援をしてくれる多くの機会が用意されているのです。
ですので、進学に際してのお金についてはそれほど心配する必要は無いし、むしろ希望を持って前向きに考えてほしいと思います。
注意があるとすれば、以下の2点だと思います。
前述した高等教育の修学支援新制度は、給付型奨学金+学費減免が受けられる有難い制度ですが、支援が受けられる機会は一度だけです。
例えば、修学支援を受けて進学したが、中退して別の学校に進学しようとしても、再入学した学校では修学支援の支援が受けられないのです。
貸与型奨学金は再度利用できますが、社会的養護が必要な学生が100%貸与型だけで進学するのはかなりリスクがあると思います。
そのため、本当に自分が行きたい学校か、学びたい分野か、などの学校選びを慎重に検討することが大切です。
もう一点が、合格発表後の納付金対策です。
私立大学や専門学校では、合格発表後の2週間以内に入学金と前期分授業料の納付が求められます。
修学支援制度による学費の減免が受けられたとしても、一旦は通常通り学費を納付してください、という学校が大半です。
そのため、合格発表後の納付金については奨学金以外の方法で用意しておく必要があります。
アルバイトでお金を貯めるのか、月々の児童手当で賄えるのか、施設の職員さんや里親さんなどに早めに相談しておくことが大切だと思います。
さくらさんのような不安を抱える人は多くいるでしょう。
ぜひ知ってもらいたいのが、皆さんのような環境にいる人こそ、国や民間は手厚い支援制度を整えているということです。
夢を実現するための金銭面の心配はほとんどありません。
大切なことは、積極的に各種奨学金にチャレンジすることに尽きると思います。