お小遣いを増やしてほしいと相談したけれど…

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お小遣いが少ないから増やしてほしいと相談しても変わらなかった経験がある。 説明は受けなかった。 スマホを持ちたいという希望が通らなかったときは、説明は受けたけれど、あまり納得できなかった。 えみ 高校1年生
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先輩たちからのメッセージ

「私の場合は」
あやか/児童養護施設経験、大学1年生
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お小遣いを増やすのは難しいのでは、と思うのでアルバイトをしてみたらどうでしょうか。
「スマホを持ちたい」という希望は高校に入ってから私は通りました。
スマホを所持するのにもお金がかかることなので親にお金を払ってもらえるか聞くか、自分のお金でやりくりできることを先生に伝えたら良いと思います。
「スマホが必要な理由を伝えてみよう」
ひとし/児童養護施設経験、大学1年生
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高校生なのにスマホを持てないのはつらいことだと思う。
今の時代はクラスルームとか、スマホがないと高校の勉強ができなかったりするからそれを伝えればいいのでは。
「話をしてみて、一理あるなと納得…」
しょうり/里親家庭・ファミリーホーム経験、大学4年生
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お小遣いの交渉、私もやりました。
要望が通ることはありませんでしたけどね(笑)
里親さんから「限られたお金の中でやりくりをする社会勉強だ」と言われて一理あるなと納得してしまいました。
 

おとなからのメッセージ

「説明を受けること。現実を受け入れること」
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「好きで施設に入ったわけではない」としたら、施設のルールが受け入れがたいと思うのは当然のことです。
一方で、多くの子どもが共に暮らすのですから、一定のルールは必要になります。
施設のルールについて疑問を感じたら、率直に「どうして」と職員に聞いてみてください。
納得できる返事がすぐには返ってこないかもしれませんが、それを繰り返すことで、「子どもにわかるように説明する」ようになると思います。 ちょっと厳しいことを言わせてください。
私は大学時代、苦学生でした。
アルバイト先の店主に「もうやめたい」と言うと、店主は「世の中、上を見ればきりがないし下を見てもきりがないんだよ」と言いました。
要は、受け入れがたい現実であっても、それを受け入れなくてはならないということです。
人生100年時代、さまざまな場面で、理不尽で不条理なこと、どうすることもできないことに遭遇します。
「どうして」と問うても、何も変わらないのが普通です。
その現実を受け入れないと前には進んでいけないのです。